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超低速ボール盤の改造「第二報」 完成! [工具(道具)の事]

 一昨日の記事で「超低速ボール盤の改造」を書きました。その際はギヤボックスの上下をレバーを使って行おうとしましたが精度が出せず、ギクシャクとした動きになっていました。そこで今回は上下方向に長いネジを使い、ネジを回す事によりギヤボックスの上下を行う事にしました。
 先ずギヤボックス背面に長さ20mm程の長いナットを2個連ねて固定します。力の掛かる部分なのでタミヤの工作シリーズの中から適当なパーツを使ってナットを挟み込み、ネジと瞬間接着剤の高強度タイプも使ってしっかりと固定しました。
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 長ネジを上方と下方で支える部分を作ります。上方はプラ材と金属パイプの組み合わせで、高強度タイプの瞬間接着剤でガチガチに固めました。フレームには4mmのネジでしっかりと固定します。
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 下部はコの字型の金物と上方と同じ様に金属パイプをプラ材の積層に接着し、ベースの裏面から3mmビスで固定します。長ネジはダブルナットで上下方向のストッパーとしました。
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 長ネジの上端は回しやすいようにプラ製のハンドルを付けてます。ギヤボックスが上に上がるとレールの端の出てくるのですが、端面にビニールキャップを被せて養生しております。
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 ドリル部分です。
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 ドリルのチャック部分はタミヤの工作シリーズのリューターの物を使っていますが、付属しているチャックのツメだけでは1mm以下の細いキリが掴めません。ホームセンターで寸法の合うツメが付いたチャックを買ってきてツメ部分を加工しました。
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 ホームセンターで見つけたチャックセット
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 上の写真の右側2個がタミヤのリューターの物。左端が加工したツメ。両端が違う径のツメになっていましたが、細い方を残してカットしました。
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 1mm以下の細いキリを使い、ピンバイスの代わりにゆっくりと穴開けに使うつもりです。

超低速ボール盤の改造「第一報」 [工具(道具)の事]

 2007年に「超低速ボール盤」と言う物を作っています。タミヤのギヤボックスと電動リューターの軸、工作シリーズの穴開きプレート等の組み合わせで作ったのですが、ボール盤に様に垂直方向に正確に上下する機構を作る事ができず、下の写真の様に旋盤みたいなものにしてしまい、一度も使う事無くお蔵入り状態になっていました。
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 ギヤボックス部分は比較的強固になっており、ドリルの回転軸もベアリングでそこそこの精度になっているので、何とかボール盤状態に改造する事にしました。問題の上下機構ですが、家具の引き出し等に使われているスライドレールは頑丈な上に精度もかなり高いので、使ってみる事にしました。連休前に大阪の東急ハンズで手頃な長さのレールを買い求め、家に有った金物類を組み合わせて写真の状態に組立てました。
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 モーターのスイッチと電池ボックスの取り付け状態です。
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 ギヤボックスの状態です。ギヤボックスの最終のギヤにリューターから流用したギヤを噛み合わせています。
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 この状態でいつもの模型店に持ち込んだところ、店主殿より「ギヤボックスの上下をレバーで動かせる様にしてみれば・・・」とのありがたいアドバイスが有り、早速有り合せの金物でレバーを付けてみました。
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 ところが「有り合わせ」の悲しさで、レバーの根元の軸受け等の精度が出せず、動きがギクシャクしてしまい、別の方法を検討する事にしました。続きは第二報で・・・


タミヤの電池ドリルとリューター [工具(道具)の事]

 タミヤから随分以前より単3電池2本で駆動するドリルとリューターが売られています。ドリルの方はもう少なくとも5年以上は使っていると思いますが、故障知らずでそこそこトルクもあるので、2mmの刃を付けたまま下穴を明けたりするのに良く使います。リューターも随分前に買ってましたが、「超低速ボール盤」の自作時にチャック部分を流用したので、ピストル型のカバーだけ残ったままになっていました。2週間程前にいつもの模型店で永らく売れ残っていたリューターを買ったのを機会に、ドリルとリューターの簡単なチューニングを行いました。
先ずチャックの付いている主軸の受けをプラベアリングから工業用ベアリングに交換します。モーターもミニ四駆用のトルクチューンに交換しました。
 このドリルですが、スイッチとなる引き金(トリガー)を強く引くと、引っ込んだ状態で固定されてしまいます。
DATA0046.JPGトリガーを離しても動作したまま。

 組み立て方が悪いのかと思いながらずっとそのまま使っていたのですが、今回のチューニング時に原因を調べてみました。
 トリガーを引くとレバーが連動してグリップ下部に有る電池の接点金具を持ち上げて導通する様になっているのですが、電池が収納した状態になると、ある程度このグリップ下部に有る接点に力が加わり、接点を持ち上げるレバーの動きにブレーキが掛かり、結局トリガーの戻りが悪くなっている様です。
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 上の写真でブルーの本体と電池用接点の間に見えるグレーのプレートが動いて接点を持ち上げます。この部分の動きを良くしようと、シリコン系のグリスを塗ってみたのですが、ほとんど効果が有りませんでした。
 トリガーを強く押し込まなくてもモーターは回るので、トリガーが完全に押し込まれないようにストッパーを付ける事にしました。本体内部の電池収納部には電池の仕切り板が有り、トリガーを引いた時にこの仕切り板に当たらないように、わざわざ切り欠きが有ります。そこに適当な厚みのプラ板を瞬間接着剤で止めてやるとトリガーの引き加減が丁度良くなりました。
DATA0048.JPGプラ板を切り欠き部分に接着。

 この引き金を引き切ると固定されてしまうのは、この製品の「持病」なのか、私の組み立て方に問題が有るのかは判りませんが、電池式とはいえ刃物を回転させる工具ですので安全な使い方をしたいものです。

タミヤ製「ワークスタンド」改造の最終型(多分) [工具(道具)の事]

 何年か前にタミヤの「ワークスタンド」が量販の特価セールに出ていたので購入しました。しかしながらベース部分の高さが数センチ有るので、使っていると手首に余計な負担が掛かり、数回の改造の後に全く使わなくなっていました。
ルーペ②.JPG こんな改造もしてみたり・・・
先日工作机の下を整理していると拡大レンズ部分が出てきました。(ベース部分は既に捨てています)何とか再利用できないかと考えた結果、拡大レンズの付け根のピンを切り落とし、ホームセンター等で売られている合成木材?に直接ネジ止めしてみました。この板はA3サイズなのでカッティングシートを貼り付ける事にしたのですが、せっかくタミヤの拡大レンズなので、カッティングシートもタミヤ製にしようと、いつもの模型店で買ってきました。
ところがタミヤのシートは縦長方向の寸法はA3なのですが、短い方の長さがA3より少し長い事が判りました。
DATA0002.JPG タミヤのはちょっと長い・・・
カッティングシートをカットするのももったいないので、我が家で一番古いシートが丁度合う事が判り、それを使う事にしました。
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タミヤのシートは工作室の机の空きスペースに敷くことになりました。
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白い部分はオルファ製のカッティングシートです。

ウェーブのHGワンタッチピンバイス [工具(道具)の事]

 昨年末にウェーブからワンタッチ式のピンバイスセットが発売になりましたが、専用の替刃が今月(1月)発売されました。1.0mmから0.1mm刻みに3.0mmまで、総数21本になります。昨年発売されたセットには1.0mm、2.0mm、3.0mmが付属していたので、今回の替刃の購入はこの3本を除いた18本になりました。いつもの模型店から入荷の案内を待つ間に替刃の収納ケースを作りました。タミヤのクラフトシリーズから出ている穴開きプレートが丁度良い大きさだったので、このプレート2枚をスペーサーを挟んで3mmビスで固定し、同じくタミヤの外径8mmの透明プラパイプを差込んで替刃を入れる様にしました。元々バンダイのマーカー立てをピンバイス収納に使っていましたが、これに今回作った替刃収納ケースを固定しました。
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替刃の内2本が入荷遅れとなりましたが、とりあえずピンバイスと替刃立ての完成です。

ピンバイス [工具(道具)の事]

 模型作りにピンバイスは欠かせません。永年愛用の物に先日新しい物が加わりました。
下の写真左の2本がそれです。2本共にウェーブから新発売されたもので、一番左が「HGマルチハンドル」で、従来のピンバイスはドリル刃の径に合わせてチャックの中身(コレットチャック)を入れ替える必要がありましたが、これはボール盤のチャックと同様に三つの爪の幅が変わるので便利です。0.3mm~3.2mm対応です。
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左から2番目が同じくウェーブの「HGプッシュ式ピンバイス」です。本体を上下させる事によりドリルを回転させるタイプですが、以前東急ハンズで左から3番目の同様の物を買ってありました。しかし動きが硬いのであまり使う事も無いままだったのですが、今回のウェーブの物は動きが滑らかで、特に真鍮や洋白の板等に穴を明けるのに重宝しています。左から4本目はデアゴのゼロ戦に付いてきた物。右側の2本は極細のドリル刃用です。
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ピンバイスはガンダムマーカー用のペン立てにプラパイプを挿した物に入れています。

製図道具の整備 [工具(道具)の事]

 先日入手した製図道具の内、比例コンパスと烏口コンパスを磨いてみました。これらの製図道具は表面処理がなされている様なので、あまり表面を研磨しない方が良い様です。そこで 真鍮ブラシで大まかに錆を落とした後、1000番~2000番のペーパーで軽く磨いてみました。
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 上の写真は右側が従来から持っていた物。左側の今回購入した物の方が作りに手が込んでおり、こちらは鉄部分にメッキが掛かっています。
従来から持っていた比例コンパスは表面がかなり荒れていたので、金属磨きの「ピカール」仕上げました。
DATA0068.JPGちょっとテカリ過ぎですね。
DATA0066.JPG本日はここまで。
 「ピカール」は昔から金属磨きの定番ですが、手袋をはめて作業しないと、手に付く汚れが尋常ではありません。
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 家電量販で小さなLED照明を見つけました。今使っているヘッドルーペは元々レンズを付けるツバの上に電球と電池ケースが付いていました。かなり薄暗い電球でしたので使う事もないと、取り外していたのですが、今回買ったLED照明は小さいながらそれなりの光量もあり、軽い上にステーが金属製のフレキシブルになって使いやすく、クリップ止めにもなっているので使い勝手も良い様です。
DATA0069.JPGDATA0070.JPG480円だったかな。



製図道具 [工具(道具)の事]

先日ネットオークションで製図道具のセットを入手しました。
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 比例コンパス、デバイダー、バネ式コンパス、烏口コンパス、烏口、コンパス等のセットで、メーカーは「キハラ」です。バネ式コンパスに錆が出ているのと、烏口の一部にも錆が出ていますが、これから一つ一つ磨いていく事にします。
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 この製図道具は「イギリス式」と呼ばれるもので、私が学生の頃までは「ドイツ式」と共に主流だったと思います。亡くなった父と祖父が機械設計を仕事としていたので、私の子供時代からこの「イギリス式」製図道具は家にそれこそゴロゴロしていました。そんな中で比例コンパスだけは手元に残っていたのですが、今回入手した物と比べてみると同じ物である事が判りました。
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 上の写真はその比例コンパスですが、左側が手元に有ったもの。右側が今回入手したものですが、鉄製の「爪」の根元右側に小さいな黒い三角の部分が見えるでしょうか?合金部分の「欠け」を補修した様に見えます。
デバイダーの先端等が鉄製で、本体は合金(非常に硬い青銅系?)で出来ています。結合部分には鉄製のガイドが埋め込まれており、コンパスの関節部分等も結合後に仕上げの処理が施されています。各部品は鋳造した物を削り出している様で、一部の部品に「す」がみられます。現在では製図はCADが当たり前ですが、小物の製作の際にはこんな道具と定規と方眼紙が手っ取り早いです。

ハンダ付け作業台 [工具(道具)の事]

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 ハンダ付けの作業は結構机を焦がしたりしがちです。そこでネットで見付けた物を参考に作業台を作ってみました。
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 作業台の左側にハンダのロールをセットする支持棒を作りました。
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 支持棒には真鍮パイプをセットして回転し易くしています。
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 作業台の右側にハンダコテ用のスタンドをネジ止めしています。

チョッパーの製作③ [工具(道具)の事]

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 試作機を改良しました。台板と刃を交換し、カッティングマットを貼り付けました。このチョッパーはよくコメントを下さる「イチローさん」の所に納品する事になっています。
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